北京オリンピックが終わりましたねえ。
開催前はテロとかの心配もありましたが無事終わってほっとしています。
日本選手団の皆さん、本当にお疲れ様でした。成績はアテネよりも全体としては低かった
ようですが北島康介選手の2冠、しかも平泳ぎ100mでの世界新や、トラック競技では史上初となる
男子400mリレーの銅メダルなんかもあり個人的には結構盛り上がりました。
女子ソフトボールも凄かったですね。上野選手の熱投には感動しました。
それとは対照的に残念だったのが柔道と野球でしょうか・・・・
どちらも日本のお家芸と呼ばれているだけに期待が大きい反面、落胆も相当なものだったので
しょう。
技術的な世界との差はほとんど無かったように思いますし実際日本のほうが優れている点がたくさん
あったと思います。
ただ、どちらにも共通して歴然とした差があったとすればそれは「絶対的なパワー」ではないでしょうか。
柔道なら欧米人の腕力と握力、上半身の圧倒的なパワーでタックルして足を取りに行きそのまま
倒してしまう。(個人的にはあれは柔道ではくレスリングだと思いますが・・・)
また組み手を極端にとらせなくして判定に持ち込ませる。
野球なら針の穴を通すようなコントロールで外角一杯のコースを出し入れし、配球を練りながら
投げてもリーチの長い腕で簡単にはじき返されてしまったり、或いはファールで逃れられる。
そして粘られたあとに投げるコースが無くなり甘いコースをホームランされる。
もちろん国際審判と日本の審判との技術的な差もあったでしょう(ストライクゾーンの違い)
日本にとってはそのコースをストライクに取ってくれいないと辛いというようなスタイルの投手
が多かったように思いますし・・・・
また相手投手の唸るような剛速球にほとんどの日本選手は手も足も出ませんでした。
初めて見る投手で150キロ以上の直球でしかも揺れる球を投げられたらそりゃ誰だって無理でしょう。
(いわゆるムービングファーストボール)
短期決戦では日本の緻密で計算された野球が圧倒的なパワーに屈したと言うことです。
柔道がJUDOに負けたと言うことです。
悔しいですがこれが現実です。
でも一本を取りに行く事にこだわる柔道が好きですし、コントロールにこだわりボールと言われたコースをストライクだと抗議を込めて続けざまに何度も投げて審判を困らせる投手も好きです。
このこだわりだけはずっと持ち続けて頂きたいですね。特に柔道は・・・
このこだわりをずっと持ち続け尚かつ、世界のパワーに負けないような選手が出てくればそりゃもう
万々歳です。金メダル100個も夢じゃないでしょう(笑
さて、そんな選手が出てくる事を楽しみにまた4年後を待つとしますか。
4年後って何歳やろ・・・・(禁句か
あ、野球は4年後はなかったですね。
・・・じゃあ来年のWBCでリベンジだぁああ