豪雨 ：きしもと

九州の豪雨が凄い被害をもたらしていますね。
5年前にも同じようなところで豪雨被害がありました。（平成24年7月九州北部豪雨：Wikipedia）
このときは、父の実家が床上浸水の被害にあったのですが、今年はどうやら無事のようです。

こういう災害があるたびに思うのが「地名問題」です。
何度かこのブログでも書いているので若干しつこいのですが、いつも思うので仕方ありません。

父の実家は三橋町というところで、僕の子供の頃の記憶では「柳川の隣の小さな町」という認識なのですね。で、しばらく離れているうちに柳川市に吸収合併されていたのですが、そんなことは遠く離れた僕は知りませんでした。父もです。テレビで「柳川市で…」と放送されていても、自分の実家が被害に合っているとは思わなかったのですね。

私も歳を重ねてきてますます思うのですが、ひょっとしてそこに住んでいる人でも自分の住んでいるところが柳川市と呼ばれてもピンとこないのではないかと思うのですよ。特にお年寄りは。
つまり、ラジオ等が「柳川市で避難勧告が出ています」と言っていても、自分の町のこととはすぐに思えないのではないかと…

それで逃げ遅れたりするなんてこともあるんじゃないかと個人的には思っているのですが、どうなんでしょう。誰かがきちんと研究して、『市町村合併における地名変更とその認識が高齢者世帯の避難行動に与える影響』なんて論文や本やマンガになっていたら是非読んでみたいと思います。