2008年セリーグのペナントレースが巨人の2連覇で終わりました。
まさか7月頃にはこんな事が起きるとは夢にも思いませんでしたね。
歴史的屈辱とか、奇跡の逆転優勝とか先週の金曜日はさすがに家路についてから
一切スポーツニュースは見ませんでした。というか見る気しませんでした。
※注意
ここから先はかなりマニアックな事を書きますので野球に興味ない方が見られても多分
ちんぷんかんぷんでしょうがそれを承知で書きます。ていうか書かせて下さい(笑
さて、このV逸脱の原因を北京オリンピックとか新井選手のケガとかいろいろ書かれてたり聞いたり
しますが素人なりに考えてみると最大の原因はありきたりですが「油断」した事ではないでしょうか。
その象徴のような試合が10/3(金)神宮球場でのヤクルト戦でしょう。
阪神の先発ピッチャーは安藤。抜群の制球力で6回まで3安打無得点に抑えていました。
またこのときは打線もつながり6回で5点というリードを保っていました。
普通ならこのまま完投或いは8回まで投げて藤川にバトンタッチという勝ちパターンですが、
な、なんと7回から安藤に替えて久保田をもってきたのです。
これは多分次の週の10/8(水)巨人との直接対決に中4日で安藤を使う為、投球数の少ないうちに
降板させて体力を温存させるという首脳陣のもくろみだったのでしょう。
また登板過多気味のアッチソンやウィリアムスを少しでも休ませる為だったかも知れません。
しかしこれが完全に裏目に出ました。
7回、8回で一気に逆転されそのまま敗戦となりました。
ヤクルトにしてみたら「なめんなよ」という気持ちだったのでしょうね。
久保田がダメだったと言うことではなく首脳陣がまだ終わってもない試合の事より10/8の巨人戦に
目がいってる事をヤクルト側に見透かされた為に負けてしまったと言うことでしょう。
「たられば」は勝負の世界では禁物ですがもしあの時安藤をもう少し引っ張っていたら、もしあの時
久保田でなくウィリアムス或いはアッチソンだったならば、もしあの時「油断」しないでヤクルトに
全力で戦っていたら・・・・
結果はもう少し違っていたでしょう。
結局このヤクルトとの4連戦を1勝2敗1分けという想定外の結果で終えそのままずるずると転げ落ちて
いったのです。
そして軌道修正する時間もなく10/8の巨人戦を迎え、結果は見ての通りという訳です。
勝負事は油断したほうが負け、それこそ取り返しがつかないような事が起こるという典型です。
巨人の追い上げは凄いものがありましたが阪神が普通に戦っていればハナの差だったとしても
普通に優勝してたでしょう。
それぐらい紙一重、ほんの数試合の違いでVを逃したのです。
野球はその数試合が大変なんだという事は知っていますが今年に限って言えばそれほど大変だった
とは思えないのです。
防げたはずのものだったのです。「油断」さえしなければ・・・
あのヤクルトの初戦にさえ勝っていれば間違いなく優勝だったでしょう。
来シーズンはその教訓を生かした戦いを切に願います。
そうしないと胃薬がいくらあっても足りません(笑
それではまた。マニアックですみません。皆さん引かないで(笑
P.S 岡田監督辞任するみたいですね。続けてほしいと願うファンもいるでしょうがこのV逸脱は
きついでしょうね。男のケジメとしては当然かも知れません。
但し、歴史が語るであろうとは思いますが間違いなく名監督です。
5年間お疲れ様でした。