社長、社員、バイトさん、派遣さんが入り交じっての交換日記?or 愚痴日記?
1960年代~1970年代のSTAR・NEWONEさんのショートショート2本
「番号をどうぞ」
〇〇ナンバーのように国民に番号が付けられた世界で、ボートから湖に落ちてカードや保険証などすべての番号を無くしてしまった男が、銀行でも病院でも警察でも番号を求められ、最初の5桁程は思い出すのだが、、、そして答えられず拒絶される。
困り果てた男は罪を犯して逮捕され、指紋で身元が判明するという物語。
「確認」
声を出しながら片手をのせると本人と判定される装置が広く普及した社会で、その装置のメーカーでは秘密がもれないよう複数の幹部がそれぞれの仕組みの一部だけ記憶していた。
その会社の幹部が集まるヨットが転覆し幹部が死亡。
仕組みを全て知っている人は残っておらず、新たに製造できないばかりか修理もできない。
その装置で経済取引が成り立っていた上、社員や妻の確認にも使われていたため、誰も「自分が自分だ」と証明できず大混乱をきたすという物語。
現在への警鐘に受け取れます。
STAR・NEWONEさんはすごい預言者ですね。
これからも楽しませていただきます。
see you again
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