お別れ byモフ

先日、飼っていたうさぎが亡くなりました。

11歳と半年。うさぎにしてはとても長生きしてくれました。

亡くなる数日前から食欲や体力が目に見えて落ちて行っていたので、年齢的にも、抱えていた慢性的な病も一つではなく、もう長くはなさそうだということはうすうす感じてはいました。

かつて４羽うさぎを飼っていて、３年前に2羽が虹の橋を渡っているので、とうとう、最後の１羽だけになってしまいました。

たった1.5kgほどの小さな存在ですが、彼らの存在は私にとってはかけがえのないものです。

先日亡くなった子は、11年以上もそばに居てくれたので、2羽が亡くなった後も、私が思っていた以上に精神的に支えてくれていたのだということに気がつきました。

先の2羽が亡くなった時も、どちらも当然とても悲しかったのですが、その時はまだ生きてくれているうさぎ達がいてくれたおかげで、心のよりどころを失わずに済んでいたのです。

特に2羽目を亡くした後は、先日亡くなった子と今まで仲良く寄り添いあっていた、残ったもう1羽との微笑ましい姿が、私達夫婦を和ませ、幸せな気持ちにさせてくれていました。

今回彼がいなくなったことで、残りの1羽は寄り添う相手がいなくなり、人間の勝手な思い込みも加算されて、とても寂しそうに見えてしまうのです。

愛するペットが亡くなった悲しさと、もう1羽が寂しそうに見えてしまうことによって生じる私自身の思い込みを含む寂しさが、私の感情の多くを埋めてしまいました。

幸福感から寂しさという感情の変化は、結構きついものです。

これもペットロスというものなのでしょうか。

とはいえ、まだ1羽は生きてくれています。

その可愛さや愛しさは変わることはないので、きっとロスも軽症で済んでいるのでしょう。

心なしか、残された彼女は以前よりも若干甘えてきてくれているように思います。

連れ合いが居なくなって本当に寂しいのか、それとも彼女なりにペットとして彼の分まで役割を果たそうとしてくれているのか…今までどちらかというとツンデレタイプの子だったのに。

そして、昨日、その彼女は誕生日を迎え、11歳となりました。

人間でいえばかなりのお婆ちゃんですが、今のところ、健康状態は悪くありません。

あとせめて半年以上は生きて、先日の亡くなった子の長寿記録をぬりかえてほしいと願っています。

最後に…今まで本当にありがとう。くろちゃん(´Д⊂ヽ　心からの愛と感謝を。