社長、社員、バイトさん、派遣さんが入り交じっての交換日記?or 愚痴日記?
コロナ関連の本を立て続けに読んで少し疲れたので、しばらくは好きな本だけを読もうと決め、リフレッシュしました。
まず、武田剛著「ぼくの南極生活500日」です。著者は朝日新聞の報道カメラマンで、国立極地研究所の南極観測に同行して、その写真を撮るという仕事の記録です。ペンギンもアザラシも天敵がいないので、大変のんきで、簡単に近づけると書いてあり、かわいらしい写真がたくさん載っています。新聞記者らしい平易でわかりやすい文章が写真に添えてあるので子供でも楽しめるでしょう。

次は渡辺佑基著「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」。著者は、東大で博士号を取った国立極地研究所の研究者です。上記の武田さんの本を読んでから、本物の研究者が南極でどんな研究をしているのか興味が沸いたので読んでみました。
渡辺さんはバイオロギングの専門家です。バイオロギングとは、生き物に位置や深度のセンサーをつけ、その記録からその生き物の行動や生態を調査する研究分野です。
ここにも、南極のペンギンやアザラシは人を恐れないと書かれており、機器の取り付け・回収が容易なので研究に向いているそうです。
次は椎名誠著「家族のあしあと」。
著者の幼少の頃を振り返り、思い出したことを書いたものですね。父親が亡くなったり、お姉さんが嫁いだり、お兄さんが就職したりして、家族がそろって食卓に着いて夕食をとるなんて時期はほんの一瞬しかなかったんだなということに気が付いたとあり、なるほどそうだなぁと思いました。
こちら、古川日出男著「ベルカ、吠えないのか?」です。
ソ連がスプートニク2号に載せたのは犬でした。ライカ犬は世界で初めて大気圏外に出た生き物として名を残します。
その後スプートニク5号に乗せられたベルカとストレルカという犬は、地球周回軌道を飛んだ後に地球に生還しました。世界で初めて、宇宙から帰ってきた生き物となりました。この小説はそのベルカとストレルカの子孫たち、すなわち犬の視点から20世紀の世界史が第二次大戦からベトナム戦争などを経てソ連の崩壊まで語られます。壮大にしてユニークな視点の小説で面白かったです。
コロナ後、Jリーグがやっと再開するというので、カズの本を読みました。
50歳を超えてもなお現役のサッカー選手を続ける彼の言葉に発奮させられます。
彼の所属する横浜FCは2007年に一度J1の舞台で戦っています(この年以外はJ2)。その年、横浜FCが勝った試合はわずか4試合(シーズン34試合中)。今年、J1の舞台に再び挑戦して、果たしでどうなるでしょうか。

最後は「タウ・ゼロ」というSFです。
恒星探査船で地球を発ったけれど、トラブルに見舞われ停止出来なくなってしまい、どこまでも宇宙を突き進むという果てしない物語。トラブルというのが装置の故障で減速できなくなり、いつまでも加速し続けるという、いかにもSFっぽい設定で楽しいです。
加速し続けものすごい速度で飛んでいると、いろいろ星も銀河もあっという間に通り過ぎてしまい、乗務員は暇なのでしょうか、結局男女のイチャイチャと嫉妬によるドラマが繰り広げられたりして、設定がハードな割に、中身が人間臭いという不思議なSFでした。

以上、通勤読書日記でした。
まず、武田剛著「ぼくの南極生活500日」です。著者は朝日新聞の報道カメラマンで、国立極地研究所の南極観測に同行して、その写真を撮るという仕事の記録です。ペンギンもアザラシも天敵がいないので、大変のんきで、簡単に近づけると書いてあり、かわいらしい写真がたくさん載っています。新聞記者らしい平易でわかりやすい文章が写真に添えてあるので子供でも楽しめるでしょう。
次は渡辺佑基著「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」。著者は、東大で博士号を取った国立極地研究所の研究者です。上記の武田さんの本を読んでから、本物の研究者が南極でどんな研究をしているのか興味が沸いたので読んでみました。
渡辺さんはバイオロギングの専門家です。バイオロギングとは、生き物に位置や深度のセンサーをつけ、その記録からその生き物の行動や生態を調査する研究分野です。
ここにも、南極のペンギンやアザラシは人を恐れないと書かれており、機器の取り付け・回収が容易なので研究に向いているそうです。
次は椎名誠著「家族のあしあと」。
著者の幼少の頃を振り返り、思い出したことを書いたものですね。父親が亡くなったり、お姉さんが嫁いだり、お兄さんが就職したりして、家族がそろって食卓に着いて夕食をとるなんて時期はほんの一瞬しかなかったんだなということに気が付いたとあり、なるほどそうだなぁと思いました。
こちら、古川日出男著「ベルカ、吠えないのか?」です。
ソ連がスプートニク2号に載せたのは犬でした。ライカ犬は世界で初めて大気圏外に出た生き物として名を残します。
その後スプートニク5号に乗せられたベルカとストレルカという犬は、地球周回軌道を飛んだ後に地球に生還しました。世界で初めて、宇宙から帰ってきた生き物となりました。この小説はそのベルカとストレルカの子孫たち、すなわち犬の視点から20世紀の世界史が第二次大戦からベトナム戦争などを経てソ連の崩壊まで語られます。壮大にしてユニークな視点の小説で面白かったです。
コロナ後、Jリーグがやっと再開するというので、カズの本を読みました。
50歳を超えてもなお現役のサッカー選手を続ける彼の言葉に発奮させられます。
彼の所属する横浜FCは2007年に一度J1の舞台で戦っています(この年以外はJ2)。その年、横浜FCが勝った試合はわずか4試合(シーズン34試合中)。今年、J1の舞台に再び挑戦して、果たしでどうなるでしょうか。
最後は「タウ・ゼロ」というSFです。
恒星探査船で地球を発ったけれど、トラブルに見舞われ停止出来なくなってしまい、どこまでも宇宙を突き進むという果てしない物語。トラブルというのが装置の故障で減速できなくなり、いつまでも加速し続けるという、いかにもSFっぽい設定で楽しいです。
加速し続けものすごい速度で飛んでいると、いろいろ星も銀河もあっという間に通り過ぎてしまい、乗務員は暇なのでしょうか、結局男女のイチャイチャと嫉妬によるドラマが繰り広げられたりして、設定がハードな割に、中身が人間臭いという不思議なSFでした。
以上、通勤読書日記でした。