どうも「ひとり上手」のGMです。
さてカーマニアシリーズの最後のエントリーです。
前回、不遇の時代を乗り越え16年ぶりにGTRが復活したとお伝えしました。
しかし、個人的には復活と言うにはあまりにも変貌したコンセプトに当時は
少なからず戸惑いもありました。
まず大きく変わったところですが第一世代の直列6気筒自然吸気エンジンから
排気量2.6リッターのツインターボエンジンになったところでしょうか。
排ガス規制も一層厳しくなっている時代を反映してより効率のいいエンジンと
言う事と280馬力という当時の国産車としては最高の馬力を発生させるには
自然吸気では困難であると判断したのでしょうね。
また足回りも大きく変わりました。
FR駆動から4輪駆動(4WD)に変更されコーナリングでの安定性が格段によくなり
GT選手権でもその真価が発揮されました。
その頃からRV車ではなくスポーツカーで4WDと言うのが流行し始めました。
(スバルWRXとか三菱ランサーエボリューションとか)
さてそのGTRですが順調にフルモデルチェンジを2回果たしますが2002年を
最後にまた厳しくなった排ガス規制により生産を終了し、姿を消します。
やっはり高性能と環境性能は相反するものなのでしょう。
GTR伝説は5代目で終焉を迎えました。
と、誰もが思って諦めかけた5年後の2007年 奇跡の復活を遂げます。
「ニッサンGT-R」として!!
(厳密には2001年日産社長のカルロス・ゴーンによって開発が発表されたのは内緒です)
GTRからスカイラインの冠が外された理由は諸説ありここでは語りませんが個人的には
従来モデルとは比較にならないほど高性能に生まれ変わったのが一番の理由のような
気がします。
基本スペックはもうスーパーカーの域に達してます。
V型6気筒3.8リッター ツインターボエンジンで最高出力480馬力、NISMOモデルに至って
は600馬力を誇るモンスターです。
それでいて運転スキルや天候や路面状況や使い方に左右されず「誰でも、どこでも、
いつでも」魅力を味わうことができる、全く新しいジャンルの「新次元マルチパフォー
マンスカー」というのがコンセプトだそうでただただ驚きの一語です。
発売当時の価格はノーマルで800万円弱だったと記憶していますのでポルシェやフェラーリ
と比べてもスペックは十分なのに価格は半分以下とそりゃもうすぐにでも飛びつきたい
と思ったものです。結局お金が全然足りなかったので諦めましたけどね(涙
ちなみに今年の最新モデルは1500万円を超えてますので価格もスーパーカーに追いつき
ました。残念(笑
さて皆さん、楽しんで頂けましたでしょうか?
車に全く興味のない方には申し訳なかったですがこんな車があったのかと心の片隅にでも
置いて頂ければ幸いです。
これでカーマニアシリーズは一応最後とさせて頂きます。
ネタが貯まってきた暁にはまたVOl.4で再会致しましょう~
それではまた。
おまけ