DXFデータをPDFに出力するお仕事を頂いた。
かなりの枚数を短期間で出力しなければならない。
前回書いたような手法で自動的にPDFを作るようにするぞ!
しかし印刷というのはなかなか手強い。
自ら作った図面なら予め連続出力を想定したデータを作っていくのだが、
頂いたデータが決まった法則に基づいて作られているかどうかが鍵だ。
実は頂いたデータを連続PDF出力するのは初めて。
今回クリアしなければならない大きなポイントは2つ。
1.印刷領域をどのように設定するか。
2.PDF出力する際にPDFをDXFデータと同じフォルダに作らなければならない。
印刷領域はオブジェクト範囲でいきたい所だがラスターが用紙枠をはみ出すように配置されている。
となると図面範囲だが、設定されているだろうか。
幾つかのデータを見てみると図面範囲の設定がされているではないか。
とりあえず、全てのデータが図面範囲設定されてる事を祈ろう。
PDFに出力する際には通常どこに保存するかというダイアログボックスが出てくる。
それは連続出力の妨げになる。
フォルダを設定してそこに作成していくことは出来るが、図面と同じフォルダに作成することは出来ない。
なので一度CドライブにPDFを作成して、それを図面と同じフォルダに移動させるという方法にした。
透過性のラスターがアタッチされた図面を出力すると重いPDFになってしまうのを回避する工夫等を盛り込んだ後、プログラム実行!
次々と図面が開いてはPDFが作られていく。
一台のPCで実行させて、もう一台のPCでPDFを確認だ。
よしよしチャンと出来ているぞ。
と思ったのも束の間。あるファイルより後は真っ白けのPDFだー!
甘かった…。やはり図面範囲なんか設定されていない…。
どうするオレ!? つづく…。