大きくなったら ：きしもと

先日、次女（5歳）に「お父さんは大きくなったら何になりたいの？」と聞かれました。

もうだいぶ大きくなっちゃたからな、今さら何かになりたいってことはないんだよね。大人だし。
と思った通りに答えるのも、子供の無邪気な問いに対する答えとして無粋だなと思っていると、

娘：「テレビでサッカーをまじめに見ているでしょ。だからサッカー選手になりたいのかと思っていた」

そうか、この子がまじめにテレビを見ているときは「ああなりたい」と思って見ているのか。
この子に限らず子供ってそうなんだろうな。
だから男の子は、大きくなったら仮面ライダーになりたいなんて言うのか。なるほど。

私：「サッカー選手になることは無理だなぁ」
娘：「そっか、じゃあ何になりたいの？」

そういえば、何かになりたいなんて未来を夢見るようなことも、もうないな…
でもそれじゃいけないのかもな。
夢に向かって、いや夢とまでは言えなくても、やりたいことや目標に向かって頑張る姿を見せるのが父親の役割じゃないのか。そうだ！何かを始めるのに遅すぎることなんてないのだ！

私：「写真を撮るのが好きだから、勉強してカメラマンになりたいな」
娘：「ふーん、カメラマンね。いいんじゃない」

私：「そうだろ。カメラマンはかっこいいからな」
娘：「でも、会社にはちゃんと行ってね」

私：「……はい」